IO-Link
PI(PROFIBUS & PROFINET International)は他の標準化団体とも緊密に
連携しています。その一つがIO-Linkです。
センサ/アクチュエータ用インターフェースソリューションとして独立した
テクノロジーですがPROFINETやPROFIBUSとともに使用されています。
IO-Linkはスマートでインテリジェントなデバイスをローコストで接続できる
1対1の通信テクノロジーです。システムの最下層のデバイスを接続します。
下層のデバイスは従来はシンプルなON/OFF制御のみでしたが
最近では上位からのコンフィギュレーション、高度な解析、オペレーション等
の要求が増えてきています。
デバイスは高速でインテリジェントな通信によるコントローラとの接続が
必要です。IO-Linkはこれらに対応した特定なフィールドバスと独立した
柔軟なソリューションです。IO-Linkは従来のデバイスを大幅な変更無で
導入できます。既存のセンサネットワークに新たなデバイスを追加する
アップグレードも簡単に実現します。
PIはIO-Link団体のホストでもあります。仕様書作成、テスト、標準化等
の管理を提供します。IO-LinkインターフェースはPROFINET, PROFIBUSのみならず
主要なフィールドバス、産業用イーサーネットでも使用できるように仕様化
されています。IO-LinkはFA用途でのワイヤレスソリューションも提供します。
IO-Linkの採用は急増しており2021には630万台のデバイスが設置されました。
コロナ禍での急増でした。毎年30%程度の増加が報告されています。
センサ、アクチュエータでの証明された通信テクノロジーになっています。
IO-Linkの簡単なインストレーションとパラメータ割付、特定のフィールドバス
に依存しないポジションが多くのユーザーから支持されています。
主要なフィールドバスと共に使用できますので主要なPLCベンダーも殆どが
IO-Linkに対応しています。主要なフィールドバス、主要なPLCと使用できるので
対応センサ、アクチュエータも多くなります。
異なるフィールドバス、異なるコントローラに関わりなく世界中で使用できます。