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・ハイデルベルグ 正確、精密な印刷技術

ハイデルベルグは150年以上年の歴史をもつ製造会社であり、自動シートフィードと配送システムをもつ印刷プレス機器を1914年に世界最初に開発した会社です。今日、ハイデルベルグの商用オフセット輪転印刷機は、高品質、かつ大量印刷を実現するため、最新のモーション・コントロールとコンピュータ・インタフェースを採用しています。ハイデルベルグのWeb システム部門(本部:ニューハンプシャー州ドーバー)は最近、同社の商用Web印刷機にPROFIBUSのリモートI/Oを採用することを決定しました。これにより、今まで、大型印刷機に必要であった大量のケーブルを大幅に削減することができます。ハイデルベルグの重要なマーケットはヨーロッパですが、PROFIBUSの選択は、ヨーロッパだけでなく、世界的に認められているマーケット標準のフィールドバスを採用するというハイデルベルグの方針を反映したものと考えられています。

ハイデルベルグの商用ウェブ印刷機は大きなバスをいくつか並べたくらいのサイズです。平均して137フィート(4.1)くらいもあります。巨大なペーパー・ロールから、紙は印刷機の中を毎分最高3000フィート(900m)のスピードで流れ、カタログ、新聞のチラシ、雑誌などの大量の印刷物となります。紙の幅は35インチから66インチまでです。これにより複数のページを同時に印刷することができます。作業終了後、連続して印刷された用紙は適当な紙幅に切断されます。そして、これらは適切にまとめられた後、さらに切断され、最終のサイズの用紙となり、冊子にまとめられます。

このシステムでは、産業用PCにより全体のシステム制御が実行されます。そして、HMIは印刷スピードから、ペーパー・スリッターのような機器まで、全体システムの稼動監視の役割を持ちます。PROFIBUSを使わないスリッターでは、旧来の専用のハードウェアを使った高価なシステムでした。新しいペーパー・スリットシステムは、SiemensS7 PLCDelta ComputerRMC100モーション・コントロールを使ったオープンシステムを採用しています。 Delta ComputerRMC100は、最高10軸の制御でスリッターを構成するブレードと金床をコントロールします。 PROFIBUSにより、モ-ションコントローラはシーメンスPLCと産業PCに接続されます。 Delta RMCは、会社独自の特別なインタフェース・モジュールを使うことなく、PROFIBUSとの直結インタフェースをサポートし、ダイレクトにシーメンスPLCと通信します。

位置精度は、スリッターのキー技術です。紙の切断工程はプロセスの終わりとなりますから、ここでどんな小さなエラーでも、無駄を作ることになり、その結果、製造のコストアップを招くのです。スリッターは、紙の無駄を減らすために、ページ・サイズが異なっても、簡単に、そして、正確に調整できなければなりません。また、オプションとして、スリッター位置を記憶しておく機能が必要です。これは、後日、同じようなジョブを実行するとき、簡単にしかも正確に調整できるようにするためです。ハイデルベルグのエンジニアがDelta ComputerRMC100を選んだのは、その位置決めの正確さ、PROFIBUSI/FDelta ComputerRMCWinというグラフィカルなエンジニアリング・ツールが大きな決めてでした。

以前、これらの商業用巻き取り紙印刷機は、VMEベースのシステムを採用していました。その機械の中では、数マイルにも及ぶ配線が必要で、設置するにも保守するにも大変お金がかかっていました。リモートI/Oを使った新しいシステムでは、産業コンピュータと複数のシステム要素との通信を非常に簡単に実現できます。PROFIBUSは、印刷機にて、コンピュータとコントローラを”Daisy-chaine (いもづる式)“に結合します。

入出力をポイント・ツー・ポイントで11点接続する従来のアナログ配線システムと比較して、この新しいシステムはシステム配線を大いに単純化するだけではありません。ハイデルベルク・エンジニアはPROFIBUSの採用で、最良の機器を選択でき、製造原価の低減を可能にしました。そして、全世界の同社のスタッフに簡単なシステム構築、保守、アップグレード可能というメリットをもたらしたのです。